自動車運転免許Sunday

自動車運転免許について

ガソリンスタンドで初めてのアルバイト

私が高校生の頃に初めて挑戦したアルバイトは、夫婦が営む小さなガソリンスタンドのスタッフでした。

本当は友人達と同様に、喫茶店やファーストフード店で可愛い制服を着て働きたかったのですが、それらのアルバイトに比べるとガソリンスタンドの方が時給が高かったので、「同じ時間働くなら時給が高いほうがいい」と簡単に考えて面接に向かいました。

 

 

面接を始めるとすぐに、所長が「あなたの笑顔が気に入った!」と言って、アルバイト経験もない私を即採用してくれました。面接の経験さえなかった私は「面接ってこんなに簡単に受かるんだ」と勘違いしてしまうくらい、2~3分のあっさりとした面接でした。

 

翌日から早速、一日3~4時間のペースでガソリンスタンドで働き始めました。所長に「ここに笑顔で立ってて!」と指定されたガソリンスタンドの入口に、アルバイトの時間中ただニコニコして立っているだけでした。

 

退屈に耐え切れなくなって、所長に「何か私に出来る事はありませんか?他の仕事も教えて下さい」と言いに行っても、「いいのいいの!入口に笑顔で立ってて!」と相手にしてもらえません。所長も所長夫人も私をすごく可愛がってくれて居心地は良かったのですが、私にとって「アルバイトの時間」は「退屈な時間」でしかなくなってしまいました。

 

それはアルバイトを始めて一ヶ月経っても半年経っても変わる事はなく、アルバイトを始めて一年が経つ頃、退屈なアルバイトに耐え切れなくなった私は、結局そのバイトを辞める事にしました。所長は引き止めてくれましたが、可愛さ故に私に他の仕事をさせる事ができなかったという思いが痛いほど解っていたので、最後まで「辞める本当の理由」は口に出しませんでした。

 

大好きな所長夫妻と会えなくなるのは寂しかったですが「私にバイト代を渡すくらいなら、もっと仕事ができる人の方がきっと所長達が助かるはず…」という思いでした。

私がバイトを辞めた後に、所長夫妻の娘が小さい時に交通事故で亡くなっていた事を知りました。

 

それを聞いた時「私に娘の面影を重ねていたんだ」「所長達の側にもっといてあげればよかった」と、辞めた事をとても後悔したのを覚えています。

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